ガラスブロックの割れを補修
ガラスブロックが3箇所割れてしまっているので補修してほしいという依頼があり交換してきました。
最初ステンドグラスをはめるのを提案しようと思ったのですが構造上難しく耐久性もあまり保証できないので断念しました。
割れてしまっているガラスは30年前のものでもう手にはらないものでしたので、変わりに色付きのガラスブロックに交換することになりました。
外側が割れてるブロックが2箇所
内側が割れてるブロックが1箇所
計3箇所の交換です。
上下に2箇所続いて割れていました。
ガラスカッターでガラスに傷を入れてハンマーで叩き割りガラスを取り除きます。
飛び散らないようにガムテープで養生をしました。
現在の施工では中に鉄筋ではなくステンレスの骨筋を使うのですが今回中に鉄筋が入っていました。
ガラスが割れた原因はこの鉄筋のサビ膨張が原因かと思われます。
他の箇所も鉄筋が入っているので今後もサビ膨張で割れる箇所が出てくる可能性があります。
また、積みモルタルも固めに詰められており削るのがかなり大変でした。
ガラスブロックの四隅のモルタルが特に固くなっていてなにか他と違うものが混ぜられている感じでした。
今回は休憩室ということもあり癒やしの緑のガラスブロックはめます。
スペーサーをかまして位置調整をしながらモルタルを詰めます。
目地表面にガラスブロック専用の”GB目地”を隙間に詰めます。
元が黒い目地だったので目地を撹拌する際に黒着色しています。
綺麗に拭いて完成。
ついでに気休めですが目地が割れてヒビが入っている場所に10箇所ほど内と外にコーキングをしました。
場所によってはヒビが入りすぎて隙間風が入ってきてました。。
やはり鉄筋で躯体が作られている限り今後も劣化していくという説明をしました。
今回1人工で作業が少しづつしか進められずちょこちょこ3日間ほどかけてトータルで11時間ほどかかりました。
特にコンクリートが思ったように削れず、新たに何種類かタガネを買いに行き、また隣のガラスを割らないように慎重に削っていたため時間がかかってしまいました。
とりあえず無事作業完了です。