鉛ケイム組パネルの作り方

鉛ケイム組とは、ガラスとガラスの間の線に鉛ケイムという枠を付けていき、パズルのように組んでいく技法です。

鉛の枠には、昔は鉛100%のものを使用していましたが、それではフニャフニャなため、現在は鉛とアンチモン(少しの含有で鉛を固くするレアメタル)を混ぜたものを使用しています。

線の太さ(ケイムの幅)も3mm〜15mmまでありそれぞれ硬さがハードとソフトの2種類から選べます。基本的にはカーブのきつい曲線のみソフトを使用しています。

当工房では5mmと6mmを主に使っています。今回は6mmで組んでいきました。
一番外側は10mmです。

また、ケイム表面がフラットのものとぷくっと膨らんでいるラウンドのものがあります。
デザインに応じて使い分けます。(直線的なデザインはフラット、曲線的なデザインはラウンド)

まずは、下紙と型紙を用意して、型紙通りにガラスを切って下紙の上に並べて行きます。

ガラスが全て切り終わったら、下紙の線に合わせながら鉛ケイムで組んでいきます。

とりあえず、組み上がりました。

ここから鉛の接点をハンダしていきます。
ハンダの写真を撮り忘れてしまいました。。

ハンダが終わったら裏をブラックパティーナで黒く染めて綺麗に仕上げ表に返します。

表の鉛とガラスの隙間に黒パテを詰めていきます。

あとはブラックパティーナで黒く染めて綺麗にクリーニングして完成です。

とりあえずここまで。

完成写真はまた更新します。