朝日新聞に掲載されました!

ブログに書くのが遅くなってしまったのですが9月30日の朝日新聞の茨城版のページに、牛久市立ひたち野うしく中学校のステンドグラス制作について掲載されました!

画像では読みづらいので以下原文のままです。

新校舎彩る ステンドグラス

来春開校 牛久市立ひたち野うしく中に設置

牛久市に来春開校する市立ひたち野うしく中学校に、地元の中学生らがデザインしたステンドグラスが30日に設置される。市の花「菊」などをモチーフに考案した3枚で、一部を市内の工房を共同で製作。

ガラス越しに鮮やかな絵柄が浮かび上がり、約400人が通う新校舎を彩る。

職人手ほどき 生徒制作

デザインしたのは市立下根中学校美術部の38人。下根中の在校生の一部は約2キロ離れたひたち野うしく中に通うことになり、開校に向けて学校づくりに参加しようと取り組んだ。部員らは、工房を開く津志田太郎さん(36)の手ほどきで、菊のほか、市の木「金木犀」と市の鳥「鶯」を題材に図案を考え、それぞれ4〜5案に絞った候補作の中から、870人の全校生徒による投票でデザインを決めた。

津志田さんが、輸入業者から仕入れた7〜10種類ほどのカラフルなガラスを削って準備。部員らは夏休みに美術室に集まり、「金木犀」のガラスピースに銅箔のテープを巻いた。デザインが細かいためピースは大小約340枚もあり、半日かかった。この後、津志田さんがハンダ付けして薬品などを塗って仕上げ、「菊」と「鶯」を合わせて完成させた。

津志田さんはガラスの色選びに苦労した。「特にウグイスの色は、緑がかったグレーで難しかった」と振り返りつつ、「中学生とふれあいながら制作できて面白かった」と笑顔で話す。

作品は、新校舎西側の地域開放玄関の欄間に掲げられる。美術部顧問の池田傑教諭は「生徒たちの貴重な体験になったうえ、ステンドグラスが新校舎のシンボルにもなるのでとてもうれしい」と声を弾ませた。