ステンドグラスランプの修理

ステンドグラスのランプシェードの修理です。
割れたガラスを取り除き新しいガラスをはめていきます。

割れの確認

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7箇所の割れと1箇所ガラスの抜け、スパイダーも外れておりました。

交換箇所のガラスを確認

随分前に製作されたステンドグラスの場合、すでに生産が中止されているガラスが使用されていたり、同じ品番でもガラスの生産年度が違うと色味が変わっている場合があります。

10年以上経過した作品は全く同じように修理するのが難しくなり、同じような色味のガラス(代替えのガラス)での修理となります。

今回も少し色味が違いますが出来るだけ近い色味を選んでみました。

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割れたガラスを取り除く

ハンダを溶かして1枚づつ取り外していきます。
割れたガラスは型紙を作るのに使いますので出来るだけ綺麗に取ります。

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型紙を作りガラスをカット

割れたガラスを元の形に並べてセロハンテープでつなげます。
つなげたガラスを厚紙の上に乗せて輪郭をカッターで切り抜き、型紙を作ります。

型紙が出来たらガラスをカットします。

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ガラスのはんだ付け

カットしたガラスを削り、すり合わせて、コパーテープを巻きハンダで仮止めします。

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スパイダーを付ける

スパイダーが取れてしまったことで割れてしまっているので、2度と落ちないようにしっかり付けます。スパイダーの先端を少し曲げてシェードに添わせました。

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外側からと内側からもハンダでしっかりスパイダーをつけます。

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パティーナで染めて完了

真鍮ブラシで磨きハンダをなじませながら汚れをとります。

今回は少し濃い目に染まるように二酸化セレン入りのブラックパティーナで黒く腐食します。
ポリワックスで錆止めと艶出しをして乾拭きで完了です。

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まとめ

ステンドグラスの修理は手間が多く、またガラスなので修理中に他の部分が割れる恐れがあり慎重に行う必要があります。

その分、綺麗に復活したときは、すごくスッキリします。